kinariガラスロッドについて

■C、CS…アルカリシリケートガラス

ソーダ系のガラスで鉛を一切使用していない、環境や人体にやさしいガラスです。
妊娠中の方や、小さなお子様のおられるご家庭では特におすすめです。

A、Bシリーズと合わせて使用することができます。
A、Bシリーズに比べ、格段に失透、すす、滲みが発生しにくくなっているので、初心者からプロの方まで幅広い方にご利用いただけます。

CSはアルカリシリケートガラスのうち、着色成分を多く含んいたり、特殊な原料を使用した特色ガラスとなります。
着色成分を多く含んでいるものはガラスを細く引いても色が薄くなりにくいので、ミルフィオリなどのパーツなどを制作した場合にくっきりと色が残ります。

■A,AKC…クリスタル(鉛)ガラス

成分に鉛を含んでいるため、輝きや光沢のある美しい色合いのガラスです。
また鉛を含んでいると作業性が良くなるため、初心者の方にも扱いやすいです。

人体に影響を及ぼす程ではありませんが、ごくわずかな量の鉛が揮発、溶出しますのでご不安な方は鉛を一切含まないCシリーズをご利用ください。
鉛の揮発、溶出については良くあるQ&A若林博士のガラス夜話に詳しく記載しております。

ソーダに比べて重く、コンクリート等に落とすと金属音がします。
AKCはクリスタルガラスのうち、着色成分を多く含んでおり、細く引いても色が薄くなりにくくなっております。

■B,KB…ソーダガラス

発色が良く、つやもあって美しいですが、冷め足が早く、作業には慣れが必要です。
クリスタルに比べて軽く、コンクリート等に落とすとにぶい音がします。
KBはソーダガラスのうち、着色成分を多く含んでおり、細く引いても色が薄くなりにくくなっております。

※クリスタルとソーダを混ぜてご使用になると、クリスタルに含まれる鉛成分とソーダに含まれる硫黄成分が溶け合い、化学反応で硫化鉛が合成されて黒く変色してしまうことがあります。
ひとつの作品の中にお使いになりたい場合は、完全になじませないようなデザインにする、間にクリアガラスを挟んで色ガラス同士が触れ合わないようにするなどの工夫が必要です。

■各品番ごとの特性

●ネオジウムガラス
CS4-mT、A39、A92、A122は太陽光の下ではラベンダー色に、 蛍光灯の下ではライトブルーに色が変わって見えるネオジウムと呼ばれる不思議なガラスです。

●C1-w
A、Bシリーズのクリアー系ガラスと合わせると、鉛とソーダのクリアー同士を合わせた時と同じように、光の屈折率の違いにより境目が現れることがあります。

●C10-h
Cシリーズの中では比較的すすが入りやすくなっておりますが、酸化の炎では問題なくご使用できます。

●ピンク系(A36,49,52,56,65,73,84,86,104,115,125)
手練で作っているため、棒に気泡が入っているものがあり、充分な余熱が必要です。
地玉にご使用になる場合は泡をつまみ取るなどしてください。

●黄色系(A4,5,6,10,109,132,133)
色ムラを防ぐために製造工程で攪拌を行っているため、棒に気泡が入っているものがあります。充分な余熱をしてご利用ください。
地玉にご使用になる場合は泡をつまみ取るなどしてください。

●白(A2-27)
柔らかく、還元気味(ガスが多め)の炎で作業しないと失透します(表面につやがなくなります)。
パーツや柄にご使用になる場合は手早く作業しないとにじんでしまいます。特に緑系はにじみやすいので白を地玉にする時は手早く仕上げるようにしてください。

●ミント(A2)、水色(A26)

少し柔らかく、あぶりすぎると表面に白い膜ができます。

●黒(A8)
還元気味の炎で作業しないと表面が銀化します。

●紫系(A39,122)

色むらが出やすいので一定の温度で均一に融かしてください。

●赤系(B1,18,19)
あぶりすぎると黒ずんできます。できるだけ手早い作業で、還元炎(ガス量が多い状態の炎)で使用してください。
B18はあぶるとB19より色が濃くなります。

●紺(A18)、●透明(A11)
少し硬めです。
 
●水色(A12)

少し柔らかめです。

■kinariガラスロッドの性質

・膨張係数:128±3
・鉛含有量:約20〜30%(クリスタルのみ)
・軟化点:480〜520℃
・融点:540〜560℃
・作業温度:520〜540℃
・徐冷点:430℃

■ガラスロッド1本あたりのサイズ

・約H400mm〜530mm
・約45g〜70g

※全て手作りですので多少の曲がり、ねじれ、太さの不均等が生じることがございますが、問題なくご使用いただけます。